持続化給付金詐欺で執行猶予を確保できた事案

神戸地裁

さて、神戸でもコロナ感染者が増加しているようです

気を付けなければなりませんね。

さて、解決した刑事事件についてご報告させていただきます

持続化給付金詐欺事件の被告人国選事件を担当しました

知人から持続化給付金詐欺の指南を受け、不正に持続化給付金を受領したという事案でした

被告人は経済的に困窮していましたため、受領した持続化給付金を返金することができませんでした(知人が手数料として大半の給付金をもっていってしまっていました)

小職も被害弁償の交渉をしましたが、全額返済でない限り和解を受け付けないと言われてしまいました

刑事裁判では、情状証人を見つけることはできませんでしたが、被害弁償の意思があること、実際に一部だけでも弁済したいと申し出た事実、反省していることなどを主張したところ、無事、執行猶予付きの判決を獲得することができました

被告人は、経済的に困窮して今回の犯罪に手を染めるまでは犯罪とは無縁であり、本来とてもまじめな性格であることがよくわかりました。この人なら、しっかり更生できると感じることができる被告人でした。

リライト神戸法律事務所では、刑事事件についても力を入れて取り組んでいます

刑事事件について、お悩みの方は、是非、当事務所にご相談ください