船越栄一郎さんと松居一代さんの離婚について

インターネットで、船越英一郎さんと松居一代さんが、慰謝料、財産分与なしで離婚したという報道がありました。

これからお話しすることは、あくまでも推測にすぎませんが、興味のある方はお付き合いいただければと思います。

船越さんは、経済的には困っていないことから、離婚が最優先事項だったのだと思います。

そして、マスコミなどの報道によると、松居さんは、類まれなる才能を持っていて巨額の財産を形成したとあります(おそらく、船越さんよりも、松居さんの方が圧倒的に稼ぎがあったという報道内容だったと思います)。

とすれば、船越さん側としては、財産分与請求権を武器に、松居さんに対して、離婚を迫ることになります。

どういうことかというと、船越さん側としては、「今すぐ離婚に応じてくれるのなら、財産分与は請求しない。でも、離婚に応じてくれないで、判決で決着をつけることになれば財産分与請求権を行使するよ。仮に、今すぐ離婚が認められないとしても、将来的には離婚が認められるので、その時には徹底的に財産分与で争うよ。」と圧力をかけることになるかと思います。いい言い方をすれば、今、松居さんにも離婚に応じるメリットがあるんですよと強調することになります。

松居さん側としても、「(今回の裁判とは限らないが)将来的には、どうせ将来的に離婚を認める判決が出る。そうすれば、(半分とまではいかなくても)かなりの金額を財産分与として、船越さんに支払うことになる。」という状況を把握したうえで、「では、財産分与を請求していない今のうちに離婚して、財産の散逸を防ごう。」と考えたとしても不思議ではありません。まあ、ここで粘って戦っても、①離婚を認める、②多額の財産分与を支払う、という損害が確実に出るのであれば、①の損害だけにとどめるために早期停戦やむなしというところでしょうか。

まあ、どっちが勝った負けたという話ではなく、船越さんは「早期離婚」という点を重視し、松居さんは「自分の財産の散逸を防ぐ」という経済面を重視し、その結果、条件面で折り合いがついたという話なのではないかと思います。

結婚は勢いでできることがありますが、過ごしてきた時間が長ければ長いほど、離婚には精神的・肉体的苦痛が伴うものなのだなと実感させられますね。