近年、週刊文春の活躍により、不倫に対して厳しい目が向けられています
おそらく、有史以来、これほどまで不倫に対して厳しい目が向けられたことはなかったのではないでしょうか
離婚する人、離婚しない人、様々です。
不倫に関して、よく、慰謝料という言葉を目にすることがあるのではないでしょうか。
離婚報道などでも、慰謝料という言葉を目にすることがよくあると思います。
では、離婚に関する慰謝料と不倫に関する慰謝料は違うのでしょうか。
結局は不倫が悪いのだから、違いはないのではと思う人も多いと思います。
実は、裁判所が認める、①不倫に対してだけの慰謝料請求と、②不倫が原因で離婚にまで至った場合の慰謝料の金額は異なります。
①(ⅰ)あくまでも不倫されたことで精神的に傷ついたことに対する慰謝料になります
②は、(ⅰ)不倫されたことで精神的に傷ついたこと、(ⅱ)妻(夫)としての地位を奪われたこと、に対する慰謝料になります。
当然ですが、①よりも、②の方が慰謝料金額が高くなることになります。
だから、不倫をされて慰謝料請求をするときには、離婚することになるのか、それとも夫婦関係をやり直すのかということは極めて重要な事項となり、当然、裁判になれば相手方から質問されることになります。