本籍地を移すべきかどうか

最近、相談者から、「本籍地が遠方なのですが、今暮らしているところに移した方がよいですか?」と聞かれました

理由は、もし、自分が亡くなったときに、相続人が戸籍を集めるのに苦労するのではないかと言う趣旨でした

ここで、相続の際には、被相続人が生まれてから死ぬまでの戸籍(戸籍謄本、改正原戸籍、除籍謄本)が全て必要になります

本籍地を移していると、各本籍地から戸籍を取り寄せる必要が出てきます。

必要となる戸籍の数が多くなるという問題があります。

数が多くなれば、当然費用が掛かります(戸籍謄本は450円、改正原戸籍及び除籍謄本は各750円)。

父母の本籍地全てを把握していればまだましですが、最後の本籍地かわからない場合、戸籍謄本の記載を頼りに、1つ前の本籍地を順にたどって戸籍を集めていく必要があります。郵送で請求することが多いので、時間が相当かかるケースもあります

そうなると、あまり本籍地は移さない方がよいのは確かですね

ただ、本籍地が一つ二つ増えるくらいであれば、さほど手間にならないので、私であれば、終の棲家と考えているところに本籍地を移すことは悪いことだとは思わないですね。また、自分の人生にとって、思い入れのある土地を戸籍に記載しておくことも悪くないと思います。ただ、法定相続人のために、しっかりと本籍地をすべてメモに残しておいてあげてもらえればと思います。