離婚事件の依頼者から言われたうれしい一言

先月、ご紹介いただいた離婚事件を解決することができました

依頼人にとって、裁判で離婚するよりもはるかに好条件で協議離婚することになりました

交渉中は、裁判離婚になった場合に予想される結論を示しながら、打合せをさせていただきました

当然、依頼人には、人としてプライドもあり、譲りたくないことは多々あったかと思います

人間、そう簡単に感情を割り切れるものではありません

しかし、何度も、お話しさせていただき、これまでの経験や予想される裁判結果を説明させていただいた結果、私の考えている案に賛同してもらい、協議離婚が成立いたしました。

もちろん、最終的に決断するのは依頼人であり、その決断は最も尊重されるべきものであります。

ただ、弁護士として、依頼人の客観的な立ち位置(法律的に有利か不利か、裁判の結果の予想など)をお伝えして、経験的に、どれが一番依頼人にとって有益かアドバイスして、依頼人に後悔のない、自分自身で責任のとれる最終判断をしてもらう必要があるので、時には、しつこいくらいお話をさせていただくことがあります

解決から1か月ほど経過して、ご紹介者から、「依頼人から、当初は、厳しい現実を突きつけられて反発したい気持ちになったこともあるけれど、本当に良い解決ができたと電話がありましたよ」と報告がありました。

弁護士として、このように言ってもらえて大変うれしかったです。

これからも、ただ単に、法律的なYES,NOだけではなく、依頼人がしっかり責任をとれる判断ができる環境をつくること、その上で最も有益な結果をご案内することを心がけて頑張っていきたいと思いました。